浅草寺
- 2020/10/2
- お散歩, 日々雑感
- 浅草 浅草寺 神社仏閣

知られざる山門の話
月末月初の恒例行事
当月のお礼と来月のお願いに、どこかの神社仏閣へ参拝!
今回はタイトル画像でもわかる通り浅草の浅草寺なんやけど。
ワシら子供のころは浅草言うたら今の原宿とか渋谷のように若い男女の遊び場で
言うたらデートスポットやったんやわ。
ホンマやで!これ信じん人も多いかもやけど、今のロックのあたりは映画館が軒を連ね物凄い人の往来やった。
ワシらの父親や母親の時代はもっと凄かったらしい。

どや?ビックリやろ(笑)
いまでこそ観光地になってもうたけど
浅草には「浅草六区」(現浅草六区ブロードウェー商店街)という歓楽街があって
映画館、寄席、芝居小屋、ストリップ劇場などが密集して
1964年(昭和39年)頃までは、日本一の娯楽の街やっんやわ。
ワシら子供の時分までは、そのなごりが残っとって賑やかな街やったけど
いつのまにか時代とともに原宿やら渋谷やらに街文化が移動して
ホンマ最近よ、こないになってもうたんわ。
いまや外人さんの観光名所になってもうたもんな…
その観光地の代表が「浅草寺」やと思うんやけど。
みんな仲見世で「きびだんご」食べて「煎餅」食べて、それから浅草寺にお参りして~
そんな感じやと思うけど、それだけやったら
ホンマ勿体ないで!
今日は少し皆に浅草寺の事を勉強してもらおう。
まずこれみて

お馴染みの雷門やな正式名称は風神雷神門言うんやで。
よくお寺さんの山門に居てはるのは仁王さんやろ、あれは仁王門言うて金剛力士の像を左右に安置した門のことな。寺の中の悪いものが入り込まないように置かれた門なんやけど。
浅草寺の場合は風神さん雷神さんの雷門や。この雷門は日本で唯一この浅草寺だけやから今度行ったときはしっかり見といてや!
日本で唯一の雷門やから!
そして真ん中にど~んとドでかい提灯があるやろ。
これは有名な話で雷門の大提灯は1865年の雷門の火災により95年間消失していたんやけど、1960年に、松下電器産業株式会社(現・パナソニック株式会社)創業者・松下幸之助氏の寄進により再建されたんや。以来、松下電器産業株式会社の文字が刻まれた大提灯は10年ごとに修復が行われ、最近では、2013年に張り替え新調が完成。次の修復は2023年に予定されとるらしいわ。
いま雷門の大提灯の話したけど浅草寺に大提灯は4つあるの知っとるけ?
浅草寺周辺には雷門にある「雷門」の大提灯だけでなく、他にも「志ん橋」「小舟町」「二天門」の文字の描かれた大提灯があり、浅草寺周辺で全部で4つの大提灯があるんやで。「二天門」は名前の通り二天さまが守る門で持国天と増長天、四天王に数えられる仏さまなんやけど。
ほかの「志ん橋(新橋)」「小舟町」、これは寄進した人が何でも自由に字を書けたらしく、江戸時代当時の大歓楽街に来る人達に自分の地元にも人を呼び込みたいと言う宣伝効果を狙って地名をかきこんだらしいわ。いまで言うたらアドバルーンみたいなもんやな(笑)
あ~なかなか本堂までたどりつかんぞ…
長くなるから仲見世は別の機会に大特集組むわ(笑)
仲見世をず~と進んで伝法院通りを渡り正面にドカンとみえるは

浅草寺でワシはこの門が実は一番好き!
堂々たる朱塗りの楼門が参拝者を迎える
宝蔵門!かっけ~
さっき話した仁王さんが左右に安置されている楼門かっけ~
あ、すまんすまん楼門言うのは2階建てで1重目には縁のみを持ち、最上重に屋根を持つ門を言うんやわ。
社殿以上に豪華なものも多く、境内の入口に位置していることから、神社の顔として機能することも多い。
役割は、鳥居や注連縄と同様、清浄な領域の境となる結界の役割を果たしとんねんな。
ワシ的にはここからが神聖な領域や。
この宝蔵門をくぐり本堂!
ちょっと待った!
お寺さんの参拝の仕方にも作法があんねん。
- 山門の前で合掌して一礼し、右足から入る。 敷居は踏まない
- 手水の手順は神社と同じでOK.(知っとるよな?(笑))
- お賽銭→合掌&一礼→お焼香の順に。 お香は左手を添えて額の前に掲げる
- 合掌して祈願し、一礼する。 二礼二拍一礼はお寺ではNG.
- お線香の場合、火は吹いて消さない
- 山門から出るときも 合掌して本堂に一礼

あれ?仮囲いされとる。
なんかの工事やろか?

床石の張り替え工事やて、でも10月10日までになっとるから
そんな、かからんな。
あれ?

本堂の天井画修復工事やて…
こっちは12月25日までやて。これは年内ちょっと残念やな。
初詣用に工事しとるかんじやな。
今回はペリカンカフェのオープン時間を間違えてもうて早めに参拝したせいか
ガラガラどころか仲見世もほとんど閉まってて、静かに参拝出来て良かったわ。
もっともっと、たくさん紹介したいことがあるから、また浅草特集は今後も期待しとって下さいな。
では、またね ^^) _旦~~
